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Architecture in Conversion and the Work of Carlo Scarpa

Architecture in Conversion and the Work of Carlo Scarpa

販売価格: 19,418(税込)

商品詳細

モダニズム建築家カルロ・スカルパ(1906-1978)の作品は、建築における「中間的(In-between)な実践」の好例です。
それは建築でも保存でもなく、むしろ時間、天候、そしてテンポに左右される「変容する建築」です。
本書は「変容する建築」という概念について論じ、それが現在の保存の実践とは根本的に異なり、単なる用途変更以上のものを伴うものであることを明らかにします。彼の作品は、「物事の見方や理解の仕方における根本的な転換」を展示します。

本書は、カルロ・スカルパのドローイングや主要建築のディテール、そして建築がたどってきた重層的な歴史を緻密に分析し、それを通じて、彼の作品における「時間・天候・テンポ」の重要性や、マン・レイ、エミリオ・ヴェドーヴァ、ルイジ・ノーノといった芸術家・作曲家たちから受けた影響を明らかにします。
特に彼の創作活動の核として「ドローイング」に着目しています。その多方向的なドローイングは、物理的な模型の代わりに機能していただけでなく、現代のデジタルモデリング技術における軌道的な動きをも先取りするものでした。
また、多くの共同制作者たちとの対話から、スカルパの協働的なアプローチや五感を重視した建築手法を浮き彫りにします。結びには「未完成の建築」という概念を提示し、建物の転用(コンバージョン)という彼の思想を受け継ぐ現代建築家たちのプロジェクトを紹介しながら、スカルパの先見性を論じています。

フェデリカ・ゴッフィFederica Goffはカールトン大学ASAU建築学教授(2007年〜)建物の再生、建築と時間の関係性を研究
著書『Time Matter(s): Invention and Re-imagination in Built Conservation: The Unfinished Drawing and Building of St. Peter's in the Vatican』(Ashgate2013)

商品詳細

著者 Patel, Prakash (Photographer) , Goffi, Federica (Author)
出版社 Lund Humphries Publishers
ISBN 9781848225565
書誌データ Hardcover 2.24 x 31.22 x 25.63 cm 1.43 kgs 192 pages
Pub date 2026