Cooking Up Dinner Speeches – Ise Gropius in Japan

1954年に建築家ヴァルター・グロピウスとともに日本を訪れたイーゼ・グロピウス（1897–1983）の旅行記録。
彼女は戦後の日本を3か月間にわたって旅し、詳細なレポートを残しました。

本書は、戦後復興に関する議論、東京でのバウハウス展と講演活動、日本女性の役割や禅仏教への考察、さらには料理や晩餐会の様子なども記録されています。


美術史家でETH Zürich（チューリッヒ工科大学）建築学科 gta Archivでは建築理論家ジークフリート・ギーディオン（Sigfried Giedion）とその妻カローラ・ギーディオン＝ヴェルカーの研究プロジェクトリーダーのアルムート・グルーネヴァルト（Almut Grunewald）が編集し詳細な注釈が加えられています。
また、ETH Zürich（チューリッヒ工科大学）建築学科 gta研究所にて、ERC（欧州研究会議）助成による研究グループ「Women Writing Architecture 1700–1900」を率いていまAnne Hultzschアンネ・フルツシュ）や東京大学の農業景観史、食文化、農村研究者の野澤俊太郎（Shuntaro Nozawa）らが寄稿しております。