The Library An Open Book

本書は、イスラエル国立図書館のリニューアルプロジェクトを紹介。
Yad Hanadiv（ロスチャイルド財団）が30年にわたり構想し、ヘルツォーク＆ド・ムロン（Herzog & de Meuron）とマン＝シナール（Mann-Shinar）の共同設計により実現された図書館を「公共空間」「物体」「概念」「精神的存在」として捉え直し、デジタル時代における図書館の役割と意味を哲学的・文化的な視点から検証します。

寄稿者には、ノーベル文学賞作家でユダヤ文化の語り部サミュエル・アグノン（S. Y. Agnon）、哲学者で「我と汝」の思想のマルティン・ブーバー（M. Buber）、現代イスラエル文学の旗手のエトガル・ケレット（E. Keret）、歴史家、エルサレム研究のサイモン・セバグ・モンテフィオーリ（S. Sebag Montefiore）、建築評論家のディヴィッド・スジック（D. Sudjic）他が参加。
建築の記録にとどまらず、文学・芸術・写真・グラフィックノヴェラなど多様な表現を通じて図書館の意味を探ります。