Architected Structures (Detail Special)

Masoud Akbarzadehが編集した建築構造に関する最新の専門書で、彼が主宰するPolyhedral Structures Laboratory（PSL）や設計事務所Massive Formの研究成果を反映し、幾何学・性能・素材・美学を融合させた計算的かつ多機能な構造設計のアプローチを紹介しています。

ポリヘドラル構造（Polyhedral Structures）
効率的な多面体形状を用いた構造設計。軽量かつ高強度な構造を実現。
ファニキュラー構造（Funicular Structures）
圧縮力のみで安定する布状・アーチ状の構造。自然の力学に着想を得た設計。
マルチスケール設計
ミクロからマクロまで、スケールに応じた構造特性（柔軟性、エネルギー吸収、発電など）を追求。
応用分野の拡張
建築だけでなく、自動車・航空機の構造最適化にも応用。例えば、16mm厚のガラスで構成された30フィートの橋などを紹介。
科学と技術の架け橋
建築と構造工学の境界を越え、計算設計・材料科学・美的表現を統合する設計戦略を提示。


Masoud Akbarzadeh（マスード・アクバルザデー）は,ETH Zurich（スイス連邦工科大学）で建築技術に関する博士号（D.Sc.）を取得。Block Research Groupで研究助手として活動。
また、 MIT（マサチューセッツ工科大学）建築学修士（MArch）建築研究修士（SMArchS：Computation）— SOM賞受賞。イラン科学技術大学で地震工学と構造力学の修士号を取得。Zanjan大学で土木環境工学の学士号を取得。
ペンシルベニア大学のWeitzman School of Designで**准教授（Associate Professor）として構造と先端技術を担当。
Polyhedral Structures Laboratory（PSL）の所長として、三次元グラフィカル・スタティクス（3D Graphic Statics）という幾何学的構造設計手法を研究。
2020年にはNSF CAREER Awardを受賞し、3D/Polyhedral Graphic Staticsの教育・設計・最適化への応用を推進。2024年に建築、エンジニアリング、材料科学、計算デザインを融合した設計事務所、Massive Formを創設。