Dutch Waterworks Worldwide

2018年、オランダの写真家ルーク・クラメルが自身のプロジェクトである「Dutch Waterworks Worldwide　世界に広がるオランダの治水」の一環として京都の琵琶湖疎水を撮影しました。日本では18世紀末から19世紀初頭にかけて日本政府が多くのオランダ人土木技術者が雇用され、大規模な土木工事のための設計や建設が行われています。

本書は16世紀から現代に至るまで、ポーランドの水田から日本の堤防やダム、ブラジルの運河からスリナムの小さな閘門まで、世界中のオランダ人技術者によって建設された治水プロジェクトを記録、水の遺産の重要なコレクションを初めて紹介します。

このプロジェクトは1953年の南部のゼーランド州を中心に1836人もの被害者が出た大災害,北海大洪水で島が丸ごと冠水した場所にあるWatersnoodmuseum（洪水博物館）で2024年夏に展覧会が開催されました。


authors / editors：　Luuk Kramer (fotografie), Eric Ash, Amy Chester, Maurits Ertsen, Slamet Imam Wahyudi, 岩本　一将(京都工芸繊維大学) , Mila Avellar Montezuma, Roberto Montezuma, Luiz Vieira, R. Szymkiewicz, Nicolas Clarke

with support from：Stimuleringsfonds Creatieve Industrie, Dutch Culture

design：Maud van Rossum