Noguchi's Gardens: Landscape as Sculpture

本書は豊富な図版によるノグチの庭園の研究です。著名な景観史家であるマーク・トライブが、遊び場やモニュメントなどの実現しなかった初期のプロジェクトから、死後に建設が完了した札幌のモエレ沼公園までのプロジェクトを解説し、批評しています。
　マーサ・グラハムのためのダンス・セット・デザイン、東京のリーダーズ・ダイジェスト社やパリのユネスコ・ハウスのための庭園など、風景に何らかの形で関連するノグチの彫刻を取り上げ、またイサム・ノグチ財団と庭園美術館のアーカイブからの見事な画像と著者自身の写真とともに、ノグチの庭園の物語が展開します。


著者のマーク・トライブはカリフォルニア大学バークレー校建築学部名誉教授。Landscapeと建築の歴史家、批評家であり、アメリカ、日本、北欧で近代的、歴史的テーマについて幅広く出版しています。
Modern landscape architecture : a critical reviewは2007年に鹿島出版より「モダンランドスケープアーキテクチュア / 三谷徹訳著」で出版されています。