Pentagram: Living by Design

『ペンタグラムリビング・バイ・デザイン』（全2巻）は、ペンタグラムの活動50年に関する決定版である。1970年代のロンドンでのスタートから、国際的にもっとも知られたデザイン事務所の1つとしての地位を築くまで、ペンタグラム・グループを徹底調査している。

第1巻「バイオグラフィー」では、グループ、パートナー、業績、学際的アプローチ、ユニークなビジネスモデルを包括的に分析。これには、膨大な画像（未発表のものもある）、4つの主要部門にわたるペンタグラムの仕事のビジュアル・エッセイ、パートナーの著作のセレクション、ペンタグラムの家系図などが添えられている。

第2巻の「ディレクトリー」には、過去から現在までのパートナー50人のプロフィールが掲載され、彼らの仕事に関する幅広い取材が添えられている。5人の有名な創設者から現代デザイン界で最も有名な人物まで、豪華な顔ぶれです。また、事務所の各オフィスで働いた全員のリストも掲載されています。

どちらの本もトニー・ブルックとスピンのデザインチームによってデザインされ、さまざまな用紙と特別なカラーが使用されています。

エイドリアン・ショーネシーはグラフィックデザイナー、ライター、ロンドン王立芸術大学の上級講師。最近出版されたデザイン・ジャーナリズムの集大成『Scratching the Surface』や、伝説的デザイナーのハーブ・ルバリンとケン・ガーランドに捧げたモノグラフなど、著書多数。デザイン・オブザーバー』、『アイ』、『クリエイティブ・レビュー』、『デザイン・ウィーク』などのデザイン専門誌やブログにも定期的に寄稿している。現在は、アートディレクション、執筆、編集、講演を組み合わせたコンサルタント会社、ショーネシーワークスを経営し、ユニット・エディションズの共同ディレクターも務めている。Alliance Graphique Internationaleのメンバーでもある。
トニー・ブルックは主にデザイナーであるが、出版社、コレクター、キュレーターでもある。1992年に南ロンドンを拠点とするスタジオ、SPINを設立し、Unit Editionsの共同ディレクターを務める。現在、イングランド南東部の芸術専門大学、ユニバーシティ・フォー・ジ・アーツでグラフィック・デザインの客員教授を務めている